シャンプーが頭皮に合っていないと抜け毛の原因になる
シャンプーが頭皮に合っていない場合、抜け毛の原因になります。シャンプーには大きくわけて3つの種類があります。値段が高いから良い、安いから悪いではなく、自分の頭皮の状態に合ったシャンプーを使うことが大切です。
頭皮の状態は人それぞれ違います。できれば初めてシャンプーを使う時は量が少ないものを購入し、頭皮に合うか確認してからにしましょう。シャンプーが頭皮に合っているかどうかは、シャンプー後に頭皮の状態が乾燥にもオイリーにもならないかで判断します。他には、かゆみやフケが多くなったなどの変化があれば頭皮に負担をかけているサインです。
シャンプーの使用感には敏感に反応して、自分に合わないものは抜け毛の原因になるのですぐにやめましょう。ここでは、頭皮タイプに合わせたシャンプーを提案しています。
目次
3種類のシャンプー・頭皮タイプのおすすめ
シャンプーは洗浄力が強い方がイイ!泡だちが良いものがイイ!と思っていませんか?顔に付けるものは刺激が少ないものを選ぶのに、髪や頭皮には刺激が強いシャンプーを使っている方がいます。それは間違いです。
顔と同じように、頭皮にも気を使ってシャンプーを選ぶようにしましょう。それぞれの頭皮のタイプでおすすめのシャンプーを分けてみました。メリット、デメリットと共に比較してみましょう。
ロングの人がショートにすると、今までのシャンプーが合わなくなったり、その日の体調によっても肌は変化します。そういったリスクを考えてワンランク落として選ぶという事もアリです。
アミノ酸系シャンプー
特徴 | アミノ酸系から作られる合成界面活性剤。頭皮への負担が少ない。 |
---|---|
頭皮の負担・刺激 | ![]() |
洗浄力 | ![]() |
注意 | 時間をかけて丁寧に洗うこと。 |
メリット
- 頭皮・髪を洗浄能力の弱いため肌にやさしい。
- アトピーやアレルギーの方は安心して使う事ができるものも多い。
デメリット
- 価格が高め
- 洗浄力が弱いので物足りなさを感じる。
- シリコンなどトリートメント成分を洗い流せない。
- 皮膜系のトリートメントを使っていると、この皮膜がな何重にも重なり髪が重く、クセが強くなる傾向があります。
せっけん系
特徴 | 脂肪酸ナトリウムなどのアルカリ性の合成界面活性剤。 |
---|---|
頭皮の負担・刺激 | ![]() |
洗浄力 | ![]() |
注意 | 毛穴の汚れまでしっかり落ちる。せっけんカスが頭皮や髪に残りやすいのでよく洗い流すこと。 |
メリット
- 洗い上がりがさっぱりとするので皮脂が多い方は満足感がある。
デメリット
- 洗いあがりの髪がガシガシとして手触りが悪い。
- 乾燥肌になりやすい。
- 乾燥によって、皮脂分泌が促進される。
高級アルコール系
特徴 | 市販のシャンプーで多い。鉱物油・動植物油脂などの合成界面活性剤。 |
---|---|
頭皮の負担・刺激 | ![]() |
洗浄力 | ![]() |
注意 | 地肌に残るとトラブルを起こしやすいので、よく洗い流すことが必要。 |
メリット
- 一番流通が多くので、たくさんの種類から選べる。
- ドラッグストアや量販店で購入でき、価格が安い。
- 洗浄能力のが強く、しっかり汚れを落とすことができる。
デメリット
- 洗浄力が強いため、頭皮トラブルが起こりやすくなる。
- アトピーやアレルギーを引き起こす場合も。
- 合成界面活性剤は毛根の中にまで侵入することで薄毛の原因にも考えられる。
「湯シャン」って知っていますか?お湯だけで頭皮&髪を洗う方法です。頭皮をお湯で洗うだけでも皮膚常在菌は80%洗い流され、皮膚常在菌は合成界面活性剤で洗えばすべて洗い流されるという理論からブームになっています。
しかし、美容師から見て、この理論は少し危険だと感じています。「湯シャン」は、普通のシャンプーを使った方が行うと、頭皮も髪も脂ぎってしまい、皮脂はどんどん蓄積される結果に。つまり、皮脂が増えることで皮膚常在菌が増えてしまい、皮膚トラブルの原因にもなります。
50代以降の皮脂が減っている方ならまだしも、30代から40代の皮脂バランスが崩れやすい方は注意が必要です。もしも、チャレンジされるのであれば、ベトベトの髪で数年過ごす覚悟が必要です。
美容師もおすすめする無添加シャンプー
美容院のお客さんで、抜け毛でお悩みの女性の中に、若いころからいつも同じシャンプーを使っている方がいます。その多くが刺激が強い成分が入ったものを使われていました。50代、60代の女性でも、シャンプーを変えるだけで抜け毛が減ったり、髪のツヤが戻ったりします。
年齢とともに頭皮も衰えてきます。抜け毛や薄毛が気になるのであれば、頭皮やシャンプーにも気を使ってあげると、見た目年齢を引き上げる事につながります。
マイナチュレシャンプー
無添加ノンシリコンシャンプーだけどきしみがない
育毛剤にも同じシリーズがある「マイナチュレ」のノンシリコンシャンプーです。きちんと汚れを落とし、頭皮や髪のダメージを抑えるケアができるのに無添加。アミノ酸シャンプーは泡だちが悪いと思っていた人も驚く泡だちの良さ。最近パッケージと共にリニューアルされました。
髪の事を知り尽くした企業だから安心しておすすめできます。実際の愛用者の声では「抜け毛が減った」という喜びの声が多く、無添加なので頭皮に負担がかかるものは一切入っていないのでリスクがありません。
シャンプー、コンディショナー共に1本あたり同じ価格ですが、モニターキャンペーンで2本セットで6,229円(税込)で購入できます。もし頭皮に合わなかったら返品ができる返金保証が付いているので、女性で抜け毛で悩んでいる方は試す価値がある商品です。
シャンプー(200ml)、コンディショナー(185ml)1本あたりの価格
通常価格 |
定期購入 |
---|---|
3,629円 送料750円 |
3,115円 送料無料 |
※税込価格
他にもシャンプーをチェックしたい方はこちらをどうぞ
シャンプーの抜け毛はあまり気にしない
シャンプーの時の抜け毛ですが、これは毛根が弱くなってしまって抜ける毛と、生え変わるサイクルの毛が抜けているので、あまり気にしなくても大丈夫です。しかし、どうせ生え変わるなら早いほうがいい!と無理にシャンプーの時にワシャワシャとシャンプーしないようにしましょう。
自然に抜ける、生えてくるのが人間のサイクルなのですから、無理に引っ張っていたらサイクルが壊れて生えなくなってしまいます。
また髪が長いと、排水溝に抜けた毛が目立ちやすいですよね。でもきっと普通の人と同じくらいしか抜けていないので、安心して下さい。それでも気になるなら、気になる時期はスカルプシャンプーや、無添加のシャンプーがおすすめです。
洗浄力が強いシャンプーと抜け毛の関係
普通のシャンプー(特にドラッグストアなどで売っている安いもの)の界面活性剤は、必要以上に沢山入っていて洗浄力が強すぎる為に、地肌の潤いを全部取ってしまいます。プロからしてそれらの物が、地肌にとてもいいとは思えません。
シャンプー選びの重要なポイント
- 「◯◯硫酸Na」「◯◯スルホン酸Na」という成分には要注意!洗浄力が強すぎる場合があります。
- 石けんシャンプーや薬用の殺菌剤が入ったシャンプーは頭皮はもちろん、髪にも負担になる場合があります。
特に敏感肌の方は、シャンプー選びには気をつけましょう。
皮脂は雑菌から肌を守っている
皮脂は肌を守ってくれているものなので、「油をしっかり落とそう」としないで下さい。頭皮クレンジングを頻繁に行ったり、洗浄力が強いシャンプーを使い続けると、皮脂が少なくなった分をおぎなおうと、皮脂分泌が促され悪循環になります。
皮脂は空気に触れ、酸化することでニオイや炎症の原因になってしまいます。しかし、皮脂が多すぎる状態では、髪はベトベトになり、皮脂をエサとする菌も増えてしまい頭皮トラブルを引き起こします。そのため、適度な洗浄力も必要ということです。
50代以上になると皮脂分泌が減ります。若い頃のシャンプーのままではトラブルになるのはそのためです。
関連記事:薄毛対策での正しいシャンプーの方法
シャンプーは肌にやさしいものを選びましょう
髪の汚れはお湯で流せば落ちます。ワックスなどの整髪料を付ける方は別ですが、髪の毛自体は頭皮を洗ったアワが流れていく時に、ホコリや汚れを落としてくれます。
しかし、洗浄力が強いシャンプーからいきなり弱いものに変えると、物足りなさを感じたりしてしまいます。その場合は、低刺激で洗浄力が穏やかなものを選びましょう。おすすめはカルボン酸系・タウリン酸系のシャンプーです。
その成分が髪になじんできたら、アミノ酸系を使うという流れが髪と頭皮を徐々に整えてくれます。高額なトリートメントを使うよりも、実はシャンプーを変えた方がいい場合もあります。
頭皮は自分では見えないので、自分では意外と分からないものです。自分の髪質が分からない場合は、ぜひ髪のプロである美容室で相談してみてください。